窓が小さい観光バス
1980年代には、後部の窓をあえて小型化した観光バスが散見できました。関西の観光バスが多かった印象です。当時の観光バスは窓が大きいのが当たり前でしたので、初めて見た時には衝撃を受けました。なぜだろう、とずっと気になっていました。当時は2階建てバスなど背の高いバスも増えつつあったので、窓を上の方だけ残して、背を高く見せているのであろうか。ある日、観光地の駐車場で後部窓が小型化された観光バスに乗務しているドライバーさんと話す機会がありました。小型化された窓の理由を尋ねると、テレビ・ビデオ付きのバスが比較的珍しい当時、渋滞などでバスを停止させる際に前方車両のモニターを見入っていたトラックの運転手が追突してくることがあり、後続車両からテレビモニターが見られない為にあえて小型化したと教えてもらいました。正式な理由はわかりませんが、「なるほど」と納得をしてしまいました。
写真 通常仕様のエアロバス(右側)と比べると、後部の窓がかなり小型化されていることが分かります。(左側)同じモデルでも、大分イメージが異なります。
~次回「はとバスの珍車」予定~
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