2023.03.30 03:22車両の後面 一般的に「バス」というと、大体の人はバスの前面あるいは斜め前からのイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。バスに興味のない友人が旅先で写真を撮って来てくれると、やはり同様に真正面や斜め前、前だけの場合が多いと感じます。バスに限らず乗り物は前面のデザインが印象に残りやすい傾向にあり、重要です。事実、一昔前の観光バスは前面のデザインこそ...
2023.03.07 15:00安全装置を装着した観光バス 最近の大型観光バスには衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、ドライバー異常時対応システムなど、様々な安全装置が付いています。しかし、ほとんどの場合、これらの装置の有無は車外からは分かりづらいのも事実です。衝突被害軽減ブレーキを装着している国産の大型観光バスは、前面にミリ波レーダーを備えています。このシステムが装着され始めたころは、レーダー...
2023.02.07 15:00はとバスで活躍中のエアロキング 各社の三菱ふそう・エアロキングの去就が注目を集めています。最も新しいものでも2010年製ですので、引退や新しい天地での活躍などが話題となっています。はとバスも1996年の1台を皮切りに、計8台のエアロキングを新規購入しました。全車、定期観光バスの看板車として活躍してきましたが、オープントップバスの人気を受け、現在残っているエアロキングは...
2023.01.24 15:00復刻カラーのはとバス 最近、鉄道やバスの復刻カラーを目にする機会が増えているように思います。復刻カラーの採用には会社、路線、車両の周年を記念するものが多く、2004年にはとバスが復刻カラーのバスを運行したのも定期観光コース運行55周年を記念してのことでした。採用されたデザインは、1970年代にはとバスのボディカラーが黄色になるまで採用されていたベージュと赤の...
2023.01.10 15:00ダブルデッカー運行開始40年 はとバスが都内定期観光用にドレクメーラー・メテオール ダブルデッカーバスを3台導入したのは1982年の12月でした。1983年元日の定期観光コース運行開始に先駆けて、習熟運転や乗務員研修の為に都内で真新しいダブルデッカーが運行されているのを目にする機会もありましたが、とにかく角張った車両のスタイリングと、黄色ベースのボディに赤と黒のダイ...
2022.12.20 15:00細かい拘り バス会社にとって、バスの車両は商売道具であり、お客さまに訴求できる広告看板でもあります。特に観光バスは大きさ故に目立つ自動車です。従って、バス車両がそのバス会社を印象付けることも少なくないでしょう。日本で観光バス車両を製造する会社は限られています。そこで、バス会社はメーカーが製造する自社カラーを纏った車両をいかに「格好良く」し、差別化す...
2022.12.06 15:00レガート 2002年に導入された初代「ピアニシモ」の翌年に「フォルテシモ」は登場しましたが、両シリーズのコンセプトは異なるものの、仕様は比較的似ていて、はとバスとしては「ピアニシモ」も「フォルテシモ」も同等の最上級バスと位置付けていました。「ピアニシモ」は「ピアニシモII」を経て「ピアニシモIII」と進化し、新型が製造されましたが、「フォルテシモ...
2022.11.22 15:00ピアニシモIII 一世を風靡したはとバスの豪華バス「ピアニシモ」が登場したのは2002年、リニューアルの際に大幅に改造され「ピアニシモII」にグレードアップされたのが2009年でした。永年はとバスが主催するバス旅行の看板車として活躍をし、好評を博していましたが、フル稼働をしていたが故に走行距離も伸び、エンジンや足回りへの負担は一...
2022.11.08 15:00フォルテシモ 前回は2002年に登場したはとバスの豪華バス「ピアニシモ」をご紹介しましたが、今回はその翌年に登場した姉妹車「フォルテシモ」をご紹介します。「ピアニシモ」ははとバス初の郊外で運行する日帰り・宿泊コースに特化した車両として開発され、登場と共に大人気となりました。「ピアニシモ」は2台しかないのでコースの設定本数が限られてしまうの...
2022.10.25 15:00ピアニシモ はとバスが1971年登場した「スーパーバス」以来、約30年振りのオリジナルバスとなる「はとまるくん」を導入したのは2001年3月でした。はとバスは車両自体を東京都内で運行する定期観光コースの大きな要素の一つととらえ、特に車両をアピールするコースもラインアップしていました。従って、1970年代以降は定期観光の看板車両として都内観光に特化し...
2022.10.11 15:00はとバスの歴代の輸入車⑧バンホール新アストロメガはとバスの歴代の輸入車⑧バンホール新アストロメガ最後まで生産されていた国産ダブルデッカー、三菱ふそう・エアロクングも2010年には製造が終了してしまいました。しかし、日本国内のダブルデッカー需要は限定的であるが故に、当分は代替を含めてもダブルデッカーが必要とされる場面は少ないと考えられていました。一方、ダブルデッカーは1982年秋の初導入...
2022.09.27 15:00写真で振り返る1980年代の輸入バスブーム③ 2回に分けてネオプランの車両をご紹介しましたが、1980年代には他のメーカーの車両も輸入されていました。ベルギーのバンホールや西ドイツのドレクメーラー、ケスボーラーなど、ヨーロッパ製のダブルデッカー/スーパーハイデッカーは各事業者の看板車両として活躍し、国産モデルとはまた違った存在感は観光地の駐車場で注目の的でした。当時は路線バスやアメ...