黄色いはとバス

 はとバスと言えば黄色いバスというイメージが強いかと思われます。事実、黄色いボディカラーのはとバスが登場してから今年で50年となります。

はとバス初の黄色いボディカラーで登場したのは1971年に定期観光バスの看板車両として導入された「スーパーバス」でした。以前にもご紹介した通り、このバスは屋根にロケットのような形状のエアダクトを搭載するはとバスのみのオリジナルデザインのバスで、当時としては極めて珍しかった黄色い車体で大いに目立っていました。1973年と1974年にも増備されましたが、並行導入された一般車は従来通りのベージュをベースにしたボディカラーを採用していました。

次に黄色いはとバスが登場したのは次世代の一般車として「ニューデラックスバス」が導入された1977年でした。スーパーバス同様、黄色いボディに赤のストライプを配していました。しかし、スーパーバスの時とは異なり、1977年以降は一部を除いて基本的に全車が黄色いはとバスとして導入されるようになりました。

1979年には赤いストライプがシルバーのラインに変更されると同時に屋根が白くなったり、大きな赤い文字で「Hato Bus」と表記されたり、更に1999年にはベースカラーの黄色がリニューアルされたりとマイナーチェンジを繰り返しながら、今日まで黄色いボディカラーのはとバスが継続的に導入されています。

写真①

1971年から1974年にかけて導入された最初の黄色いはとバス「スーパーバス」。特注車両なので、年式によって細部が異なるところもあります。


写真②

「スーパーバス」と並行導入された一般車両は従来と同じカラーでした。


写真③

1977年に登城した「ニューデラックスバス」。1977年と1978年は「スーパーバス」同様赤いストライプが入っていました。


写真④

1979年からは屋根が白くなり、ボディ側面のアクセントも赤からシルバーに変更されました。はとバスロゴと文字の配置もよりお洒落になりました。


写真⑤

1981年登場の「ニューパノラマ」を皮切りに、貸切バスには側面に大きな赤い文字で「Hato Bus」と英語で表記されるようになりました。


写真⑥

1984年からは字体が一新され、定期観光・貸切問わずこのカラーになりました。


写真⑦

写真では分かりづらいかもしれませんが、1999年から黄色のトーンがレモンイエローとなり、屋根も黄色くなりました。

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