写真で振り返る1980年代の輸入バスブーム②

 前回に引き続き、ネオプランの車両をご紹介します。ネオプランはダブルデッカーのみならず、スーパーハイデッカーを中心にハイデッカーや路線バスなども日本に輸入しています。今回は、ネオプランが日本市場に投入したスーパーハイデッカー各種をご紹介します。ヨーロッパ車独特なデザインと、仕様対応性の高さは市場で高い評価を得ていました。

写真解説

写真①

中央交通のスーパーハイデッカー。後部に大きな窓を備えた日本用に製造したモデルです。

写真②

上の車両の後部です。通常ヨーロッパの車両の後部窓は小型が主力ですが、「車窓を楽しむ」という日本市場に応えた車両です。後部ガラスは、他のモデルのウィンドシールドを流用しているとされています。

写真③

同じく中央交通のスーパーハイデッカーですが、側窓を全体的に拡大しています。上の車両とも仕様が異なりますが、ネオプランの仕様対応性の高さを良く表しています。

写真④

まだ日本ではUFCが珍しい存在のころの帝産観光バスの車両です。他メーカーのUFCがほとんど後輪2軸のレイアウトを採用していましたが、ネオプランは後輪1軸で実現していました。

写真⑤

中央観光バスもネオプランの車両を数多く運行していました。同社の車両はほとんどが豪華な仕様、どこに行っても注目の的でした。

※バス事業者名は撮影時

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